暗号資産ウォレットとは?選び方や仕組み・作り方

仮想通貨の保管に欠かせない暗号資産ウォレットの選び方やその仕組み、仮想通貨カジノプレイに必須の暗号資産ウォレットの作り方まで詳しく解説していきます。

この記事を読めば、暗号資産ウォレットを利用して、暗号資産オンラインカジノで安全に遊ぶことができるようになります。

 

暗号資産(仮想通貨)ウォレットとは

暗号資産(仮想通貨)ウォレットとは、文字通りお財布、または金庫のようなもので、ビットコインイーサリアムなどの暗号資産を保管、管理するためのツール、またはデバイスです。暗号資産ウォレットは、ユーザーの暗号資産を安全に保管し、送金や受取までも行います。

暗号資産ウォレット

暗号通貨ウォレットには専用のアドレスがあり、このアドレスを使って他人と暗号資産をやり取りします。暗号資産を送る際は相手のアドレス宛てに送り、受け取る際は自分のアドレスを相手に伝えて受け取ります。

また、暗号通貨ウォレットには秘密鍵と呼ばれるものがあり、これはユーザーの資産にアクセスするための重要なキーとなります。秘密鍵は絶対に他人に教えてはいけません

 

仮想通貨ウォレットには2種類ある:ホットウォレットとコールドウォレットの違い

暗号資産ウォレットには大きく分けて2種類あります。1つはオンラインで利用する「ホットウォレット」、もう1つはインターネットを介さずに利用する「コールドウォレット」です。ホットウォレットは使いやすい一方、セキュリティ面のリスクがあるため、大量の暗号資産を保管する際はコールドウォレットの方が安全とされています。

例えば、2023年9月に起きたステークカジノのハッキング被害ですが、実際この事件は、ステークカジノのサイトがハッキングされたのではなく、ステークカジノの入出金に利用されているホットウォレットが、ハッキングの被害に遭いました。

ホットウォレットとは

ホットウォレットとは、一般的にインターネットに常時接続されている暗号資産ウォレットのことを指し、アクセスもスムーズで簡単に仮想通貨取引ができます。スマートフォンのアプリや、オンラインの取引所に組み込まれたウォレットもホットウォレットに該当します。ホットウォレットの欠点は、常時オンライン接続されているため、ハッキングやサイバー攻撃のリスクが高くなります。

コールドウォレットとは

コールドウォレットとは、ホットウォレットがインターネットに常時接続されているのに対し、それとは逆で、インターネットに全く接続しない状態で保管できるウォレットのことを言います。

ペーパーウォレット

仮想通貨ウォレットと仮想通貨取引所の違い

仮想通貨ウォレットと仮想通貨取引所の大きな違いは、仮想通貨の取引に必要な公開鍵と秘密鍵を自分で管理するか、取引所で管理してもらうか、です。暗号資産取引所では、ハッキングや倒産のリスクがありますが、取り扱っている仮想通貨の種類も多く、簡単に他の通貨へ交換出来たりします。

また、仮想通貨ウォレットは先述したとおり「金庫」のようなもので、仮想通貨の安全な保管と管理を目的としています。一方、仮想通貨取引所は「株式市場」のようなもので、仮想通貨の売買を可能にする場所のようなものです。互いに補完的な関係にあり、仮想通貨を使用する際には両方が重要な役割を果たしますが、それぞれ機能と目的によって使い分けるのが良いでしょう。

仮想通貨ウォレット仮想通貨取引所
・仮想通貨を保管するためのツール
・秘密鍵を個人で管理する
・ハードウォレット(物理的デバイス)、ソフトウォレット(アプリケーション)、ペーパーウォレットなど、その形態はさまざま
・ユーザーが仮想通貨を保管・売買するためのプラットフォーム
・異なる仮想通貨間での交換や、仮想通貨を円やドルなどの法定通貨に換金するサービスを提供
・時期によってプロモーションなども実施

仮想通貨ウォレットの選び方

仮想通貨ウォレットの選び方は、使い方や用途によって異なります。頻繁に取引をする必要があるのであれば利便性の高いソフトウェアウォレットあまり取引は行わずに大量の仮想通貨を安全に保管したい場合はハードウェアウォレットを選ぶのが無難でしょう。

ソフトにするかハードにするかが決まったら、次の4点に注意して、実際に利用する仮想通貨ウォレットを選んでください。

  1. セキュリティ強度
    ウォレットのセキュリティは一番重要なポイントです。大事な資産をリスクに晒すわけにはいきません。二要素認証(2FA/二段階認証)、マルチシグ(従来のシングルシグと比較してより強固なセキュリティ機能)、バックアップオプションなどのセキュリティ機能が提供されているかどうかをチェックしてください。

  2. 利便性(ユーザビリティ)
    ウォレットが使いやすくなければ意味がありません。また、日常的に使用するデバイスとの互換性も重要です。モバイルアプリはあるか、パソコン用ウォレットなのか、USBデバイスであるか、Bluetooth接続は可能かなど、用途に合ったウォレットを選定してください。

  3. 対応通貨の種類
    検討しているウォレットが、保有したい仮想通貨に対応しているかを確認しましょう。一部のウェブウォレットは取扱通貨の種類が少なかったり、特定通貨のみに対応していたりします。自分が取引する予定の通貨をサポートしているかを事前にチェックすることが大切です。

  4. 評判と信頼性
    ユーザーからの評判が良く信頼性の高い暗号資産ウォレットを利用しましょう。口コミやレビューを確認して、利用者が多く安定したサービスを提供しているウォレットを選びたいものです。

仮想通貨ウォレットの選択は、仮想通貨を安全に保管し管理する上で、非常に重要な要素ですので、慎重に選ぶことをおすすめします。

仮想通貨ウォレット

H2 仮想通貨ウォレット(ホットウォレット)の作り方

ホットウォレットの作り方を説明します。コールドウォレットの作り方については、「コールドウォレットの作り方」を参考にしてください。

ホットウォレットの作り方は、パソコン操作にある程度慣れている人であれば、そこまで難しくありません。次の手順で作成できます。

  1. アプリをインストール
    利用したいホットウォレットをオンライン上からインストール
    ※MetaMaskの場合は、メタマスク公式サイトからインストール可能

  2. 必要情報を登録しパスワードを設定
    個人情報などを入力し、他人に簡単に推測されることのないパスワードを設定。必要に応じて二段階認証などを設定

  3. リカバリーフレーズを記録
    暗号通貨ウォレットが生成したリカバリーフレーズ(一連の単語)を安全な場所に書き留めて保管。※これらのフレーズはウォレット回復時などに使用

  4. ウォレットアドレスを確認
    暗号通貨ウォレットが生成したウォレットアドレス(公開鍵:仮想通貨を受け取る際に使用するアドレス)を確認

 

おすすめ暗号通貨ウォレット

いくつもある暗号通貨ウォレット(クリプトウォレット)ですが、その中でおすすめの暗号通貨ウォレットを紹介します。

MetaMask(メタマスク):ホットウォレット/ウェブウォレット

MetaMaskはウェブブラウザの拡張機能またはモバイルアプリとして機能するホットウォレット(ウェブウォレット)です。常時オンライン接続を必要とするため、セキュリティ性に少し欠けますが、イーサリアムベースのトークンやdApps(分散型アプリケーション)へのアクセスが容易です。日常的な取引や少額の保管に向いているホットウォレットです。

メタマスク

暗号資産ウォレットに関するよくある質問

ホットウォレットとコールドウォレットの違いは何?
ホットウォレットとコールドウォレットの違いは、オンライン接続されているか否かです。ホットウォレットがインターネットに接続した状態でキーが保管されるのに対し、コールドウォレットはオフラインの状態でキーを保管します。
暗号資産のプライベートキーとパブリックキーの違いは何?
暗号資産のプライベートキーとパブリックキーの違いは、プライベートキーがウォレットと資産にアクセスするための秘密の数列で、誰とも共有してはいけないキーなのに対し、パブリックキーはユーザーに仮想通貨を送るために他の人が使用するアドレスで、公開しても問題のないキーである点です。
暗号資産のリカバリーフレーズとは?
暗号資産のリカバリーフレーズとは、「apple」、「desk」、「mountain」などの一連の単語(通常12〜24語)で構成されており、暗号資産ウォレットのバックアップと復元に使用されます。万が一ウォレットが失われたり、デバイスが故障したりした場合に、リカバリーフレーズを使用してウォレットの内容(暗号資産)を復元することができます。